自宅で作る食事のおいしさは
ご自身で食事を作る機会はありますか?美味しさの秘訣は、それぞれのご家庭でお持ちかと思いますが私が気にしているのは、素材そのもののおいしさ。そして、そこに必要なのは「おいしい調味料」だと思っています。
お塩や砂糖、醤油にお味噌にお酒にみりん。和食を作ろうとするときに必要な調味料ですら、たくさんの調味料が欠かせませんが、みりんに「みりん風調味料」と「本みりん」があるのはご存知ですか?
原料を仕込み、糖化・熟成させると、米麹の酵素の働きによって、もち米のデンプンやタンパク質が分解されます。これにより糖類やアミノ酸、有機酸などがつくられ、「本みりん」特有の風味が出来上がります。
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意外と気にしないで購入されている方もいるかもしれません。実は、これが味の差や、うまみの決め手になることがあります。だからこそ、調味料に関してはきちんと精査していただきたいです。できる限り裏面の成分表示を見て、スラッシュ/が入っていないもの、できるだけ表示が少ないものを選ぶというのを、私自身はしています。
たとえば、自宅で使うお醤油ですが、我が家は2種類を使い分けています。普段用は「下総醤油」で煮物焼き物などで使う際の調理に使っています。そして、お寿司や刺身などで使う際のお醤油は「鶴醤」という再仕込み醤油を使っています。
正直言って、どちらもめちゃめちゃおいしいです!
下総醤油は、餃子との相性も良くてまさしく我が家では定番だったのですが、ある日テレビを観ていたときに「鶴醤」の醤油を作る過程をアメリカ人の醤油作りが大好きな男性がホームステイを迎える形式でテレビ取材を受けていました。そのテレビを観ていてはじめて再仕込み醤油というものを知り、そこから自宅で醤油を二種類揃えるというアイデアができました。
それぞれの味の個性が光るので、どちらも外せないレギュラー陣です。
料理酒や味醂に関しては、そこまでのこだわりはありませんが、きっとこれも味くらべをし始めたら、沼だろうなという予感がしています。
大切なのは、どの食材にも選択という投票しているということ
ついつい時間がないから安いものや手軽なものを購入しがちな私たちですが、購入するということはつまり、毎日その食材や調味料に投票をしているということ。安易に安さだけを選ぶことで、大切なモノを買うという本質を忘れてはいけないなと思います。(四六時中そう思えるわけないけど、心の奥底に留めておくことは大事ですよね)
作り手のこだわりが美味しさの秘訣になるなら、そのこだわりを購入して美味しさが手に入る。
何かを付加して美味しくなるのではなく、シンプルにおいしい食材においしい調味料が加わるだけでいいなんて、素敵だと思うのは私だけでしょうか。保存料や着色料といった余分なものを取り払うことで、からだにも負担を書けずに済むんです。
さあ、明日もおいしい調味料のチカラを借りて、何を作ろう?