いろんな思想や理論が混在する現代のなかでも
実際に体験することほど確実なモノはないと思いませんか。
当然と言えば当然、だけど
ついつい部分的なパーツをひとつひとつ見て回る
西洋医学的な焦点の当て方では顎関節症も歯並びの悪さも無呼吸症候群も
やれストレスだの歯軋りの原因や、太り過ぎとか色々な細かい要因を貼り付けられては
じゃ、どこからアプローチして治せるモノなの?
とはてなマークが何個もつきそうになる。
歯はどこに繋がっている?
骨格ボディメイクを初めて1年半
私の体は、顔をはじめ写真で見比べても驚かれるほど顔が変わってきた。
外から見てそんなに変わってるということは
そりゃ内側も変わっている。
近頃フロスの通りが、以前と比べて格段に狭くなりどんどんキツくなっているのは
気のせいじゃない。
平面でのっぺりとしていた私の顔は、顎が落ち沈んで
明らかに歯と歯の隙間が空いていた。
そこから巻き返してきたのが、骨格ボディメイクの背骨中心の施術だった。
簡単に言ってしまえば、歯は顎につき、顎は頭蓋骨のパーツのひとつであり
頭蓋骨は頚椎を介して背骨全体と繋がっている。
背骨の状態に左右されるのは当然の摂理ではないか。
顎関節症を発症した当時の自分
2014年頃に、朝起きて口が開けられない!
という恐ろしい事態に陥った。
当時は仕事に加えて結婚式を控えて準備に忙しく
かかりつけの歯科医には「ストレスが原因」と言われて
ただ口が開くのを待つのみ。顎関節症は、時間が解決するだけなのか?
マウスピースを作ったのは比較的口が開くようになった頃
口が開かなくなった当時、8枚切りのパンですら
入らないほどの隙間レベルだったのを今でも覚えている。
骨格ボディメイクは治療法ではない
一見矛盾するような話は、実はおいしい話だ。
と言うのは、鴨頭さんという講演家さんの名言。
白黒はっきりつくような世の中?
そんな陰影ばかりの世界じゃなく、
限りなくピンクに近いパープルの空とか
グラデーションが無限な世界で生きたい。
骨格ボディメイクは、あくまでボディメイクメソッド
だけど同時に、やればやるほど新しい体感と
新しい自分にであえる瞬間でもある。
そして更に、今まで遺伝だとしか思っていなかったような
身体的特徴すら変化していく魔法のような効果が
起こりうる。
治療だとかいう範疇すら越える気がする。
私たちはあくまで地球に住まう重力の制約を受ける人間
生きてから死ぬまで重力を感じない日はない。
だけどだからこそ、すっかり忘れていると言ってもいい。
ぽっかり抜け落ちているのは、きっと大人になればなるほど
その傾向が強いんだろう。
だからこそ、悲しいかな「これは歳だ」「もう歳には勝てない」
老化した自分に言い聞かせるように「仕方ない」と思わせる
けれどそれは、結局のところ自己暗示でしかない。
重力の制約は変わらなくとも、自分の体の骨格構造が変われば
自ずと答えは出るから。

