子どもの頃、シンガポールやイギリスに数年住んでいた経験があります。各地で日本の食との違いに幼い頃に触れ、その後20代で出向という形でイギリスのマンチェスターに住む機会がありました。その土地その土地で収穫できる食材が異なることもあり、日本では苦手だった食べ物が海外に行ったおかげで食べられるようになったりと、私自身が色々な食材と出会うことで経験値を積んできた気がします。
もともと、料理が得意というわけではありませんでしたが、その土地でしか手に入らない食材で日本らしい食事を食べたいと思い始めたのがきっかけで、私の料理スキルは少しずつ上がっていったような気がします。
そんな経験をしていくなか、日本の食で世界と明らかに違うとお伝えできるのがたくさんの「発酵食」です。お味噌や納豆、甘酒に醤油やチーズ、ヨーグルト。実は鰹節や紅茶なども発酵食品。
発酵と腐敗
発酵の主役は、乳酸菌や麹菌・酵母菌に納豆菌などの微生物です。微生物が食材に付着して、その食材に含まれる成分を分解し自らの栄養や新しい産物を作り出します。その過程で、健康に役立つ成分がぐんと増え、さらに旨味や風味が増すことで保存性まで高まります。
こうして人が食べられる状態が「発酵」と言いますが、食べられないものに変化すると「腐敗」と言い換えられます。結局は、人間にとって役に立つかそうでないかで呼び名が変わるものなんです。
骨格ボディメイクと発酵食を併用する
筋膜の癒着を剥がし、からだが居心地の良い場所にいられるように外からケアすることで、血流や体液の循環を促す。
そして同時に「発酵食」で体の中からケアしてみませんか。なぜかというと、体の免疫機能の60%は小腸に集中しているからです。腸を元気にすることが、身体の内側からのメンテナンスになるんです。免疫力を高めて体全体の健康を保つために、近道なのが発酵食。
まずは、超簡単!塩麹から作ってみませんか?