ちっぽけさを感じられる瞬間
仕事や家事や育児に追われて、忙しない日々を送っているとついつい周りの景色に見惚れる瞬間すら忘れてしまいませんか?
2022年は、予定していた連休の日程に限って、台風が来たり大雨予報だったりで、すっかりキャンプに行けずじまいで終わってしまいました。
というわけで、めっきりキャン欠なわたし。冒頭の写真のような美しい空を見られるだけで、心洗われるんですよね。
すべてを思い通りに動かせてしまうと錯覚することって、日々の生活のなかだとよくあることで。周りに年上や先輩の女性がいないことで、突然お局化してしまう女性などがいらっしゃいますが、なんというか「井の中の蛙」自然の中にどっぷり浸かって、自分というヒトのちっぽけさをしっかり味わえよ!と説教垂れたくなりますよ。
自宅で電気が通り、お水はひねれば出てくる(最近はかざすだけで出てきちゃいますね…)お風呂もピッとスイッチを押すだけ。なーんて生活していると、みんな王様になった気分になっちゃうのかも。けれど、一歩家の外に出て、水も出ない洗濯も人力、火を起こすことすら道具類がなければ不可能、という環境に置かれるだけで、自分は今までどれだけありがたい環境に身を置いていたんだろう、となるわけです。
虫が嫌い?叫んじゃう?虫さんたちのテリトリーに私たちがお邪魔してるんだから、そこは弁えましょう。
そのくらい、私たちは自分をいつの間にか特別な状態に身を置いてしまっているのかもしれない。
人はひとりでは生きづらい
ソロキャンして楽しんでいる方もいますが、我が家は娘を連れて、家族でファミリーキャンプ派です。
そうすると、ひとりですべてをこなそうとすることと、協力して何かをしようと思うかとで、行動パターンが変わってきます。いわゆる「ほうれんそう」が必要になるよね。報告・連絡・相談しながら、声を掛け合って協力することがとても大切。私たちってば、自分でできると思い込むと、言葉で表現することすら億劫になって伝えなかったりするんです。
キャンプが、家族の意思疎通やコミュニケーションにとって面白い役割を果たしているなと、感じます。
仕事も、いろんな役割も忘れて自分に集中すること。それもキャンプの醍醐味です。
子どもがいるから、そこまではできないってこともありますが、子どもと同じ経験を共有することで、大切なことに気付けたりします。
ソロキャンでも、ファミキャンでも、興味の出てきた方からはじめてみてもいいかもしれません♪