砂糖は何を重視すべきか
日常を取り巻く食事の要素のなかで、あなたがいちばん気にしているところはなんですか?
わたしは砂糖に気を遣っています。今はしていませんが、ファスティングをしていた時期から血糖値やその上がる原因、何を食べることでからだに対して影響が大きいかを独学ではありますが、学んでいました。そのなかで観たドキュメンタリー映画が、わたしの心を掴みました。
あまくない砂糖の話
オーストラリア人男性が、一児の父親になるのを機に国内の食品の「砂糖」に注目して、自分を実験台に体への影響をまさしく体当たりで調査したドキュメンタリー映画です。このなかで驚いたのは、運動自体をやめることはせずきちんとランニングや今までの生活パターンを変えずに、ただ「健康に良い食品」だと疑わないヨーグルトやシリアルなどの食品に「含まれた糖分」を食べていくという視点。
その頃のわたしは、「白砂糖」への注意はあっても、ヨーグルトやたくさんの加工食品に入っている【見えない】砂糖や、そのほかの名称で記された「果糖ブドウ等液糖」やたくさんの「人工甘味料」への注意までは全く行き届いていませんでした。
最新のWHO統計によると、現在世界で約19億人が「体重過多」、約6億5000万人が「肥満」だという。これは世界中の人々が運動を怠けて、食べ過ぎた結果なのか? 『果糖中毒』では、「肥満は自己責任論」を全面否定し、現在の「肥満の世界的大流行」は糖分、特に「果糖」が主な原因だと結論づけている。
https://diamond.jp/articles/-/183432
白砂糖に人工甘味料。私たちは自分も含め、家族や子どもたちが口にする食品をどれだけ判断する材料を持っているでしょう?
大切なのは、怖がりすぎずに正しい知識を得ること。きちんと食品を購入する前に「この食品には何が含有しているのか」を見定めることで、自己判断ができるようになります。
わたしが選ぶのはてんさい糖
わたしが自宅で料理やお菓子作りをする際に使っているのは、これ。
「てんさい糖」には、ラフィノースやケストースといった天然のオリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖にはビフィズス菌などの善玉菌のえさとなって善玉菌を増やす効果があり、腸内環境を整えて便秘を防いでくれると言われています。てんさい糖って、お腹に優しいお砂糖なんですね。
https://kinarino.jp/cat4/40133
細かいことは「白砂糖」を検索し始めると出てきますが、腸の働きを阻害するのが白砂糖。それとは別でてんさい糖は腸の残玉菌などの餌になるので、腸の働きを助けます。外食などもありますし、食べるものをすべてコントロールはできません。けれど、自宅で食べるものくらいは、少しの知識と自己判断で変えていけるといいなと思っています。