「骨格構造を変える」そんなことは可能なのか。
誰しもそう考えずにはいられない。
私たちが生きる地球には
どこであれ必ず「重力」が存在し
その制約下でしか生きることができない。
だけど生きてから死ぬまで「重力」は
空気と同じように見えない「どこかの誰か」で
だけどそれなしでは語れない
例えば
出会ったことの無い
はるか昔のご先祖さまのような関係だろうか。
私たちの身体は
動く建築物
だとするならさながら
『ハウルの動く城』だ。
必ずかかる重力の「重さ」を
動作によって連動する関節や筋膜で
骨格自体が免震していく。
その時に本当は「免震」するはずの
骨格構造が崩れていたら
そのあとは
その崩れた状態でどうにかバランスをとる
補正のための補正になっていく
背骨全体で
滑らかに動けなくなる
その多くは胸椎が動かなくなる
そのせいで本来は動かないはずの
腰椎や頸椎が動きはじめ
腰の痛みや首肩の凝りなど
様々な症状が現れる。
そして同時に
注目すべきは身体のギアの法則
どんな動作であれ身体の重心が
移動する上でこのギアの方向性が
とても重要で
これなしで人は心地よく生きていられない。
動く上で、逆では負荷となる方向性
痛みとなる方向性
逆らっていなければ
滑らかに痛みなく
軽やかにいられる方向性
そう考えると
静的な建築物としての身体と
動的に動くための
+免震しながら動く建築物として
身体は未知の部分を含めて
非常に面白いと
常々感じるのです。