骨格構造を語る上で
切り離せないのが背骨と頭部、背骨と肋骨の関係性。
骨格ボディメイクの「身体だけしか触らない」のに
セッションを受けた後、なぜか顔の印象が変わってる…
あれ?顔ちっちゃくなってる?
が起きるメカニズムに迫る。
骨格は重力による負荷/重さを支え続ける
生まれてから死ぬまで変わることのない制約、それが地球の重力
これがあることで、手から離れたスマホは地面に落ちるし
ジャンプして地面に足がつかない人間はいない。
この重力の制約、いわゆる負荷を上手にいなしながら
そして時には効率的に利用しながら
人間は成長してハイハイからつかまり立ち、そして
二足歩行で歩けるようになる。
背骨は個人差があるものの27〜28個の椎骨から成り
蛇のように重力衝撃を緩衝する
いわゆる建物の免震構造のようになっている。
20代後半から起こる骨格の老化により
背骨が動かなくなる▶︎重力を和らげるためのベストポジションに背骨がいない
▶︎筋肉や筋筋膜が骨の代わりに体を支えようと固まり始める▶︎背骨がどんどん動けなくなる
という、まさに負のスパイラルに陥る。
背骨でつながる身体/頭部と肋骨
その負のスパイラルの中でも、身体は自動制御で
できる限り今までと同じように動けるように
固めた場所とは別で動かせる場所を動かし、今まで通りに生きようとする。
それが腰なら、腰痛。
それが肩甲骨周りなら幾重にも重なった代償構造/代償運動の末
四十肩や五十肩、ストレートネックや顔の平面化につながっていく。
頭蓋骨は背骨とリンクした骨格パズル
骨なんてかったいんだし、そうそう変わらないでしょ。
と思うなかれ。
水分を含んだみずみずしい骨格構造は
私たちが骨と認識している
いわゆる1個体の水が抜けた犬の餌とは一線を画す。
何せ農作業を何年もしていくうちに
背中が曲がってまっすぐ伸ばせなくなるおばあちゃんたちがいるほど
背骨は5kgの頭部を支えるために日々文句も言わずに耐え続けている。
そして、そんな背骨とつながっている頭蓋骨はというと
23個の骨格パズルとして機能している。
下で動く背骨の形状により、そして肩甲骨の位置との関係も重なり
頭蓋骨は身体のお山のてっぺんで、バランスをとり
形状を変えているのだから、これまた日々働きまくっている。
☑︎顔が最近平面になってきた気がする
☑︎鼻から下が伸びた感じ
☑︎最近突然鼻の横の毛穴が目立つ
☑︎顔の下半分のたるみやしわが気になり始めた
こんな違和感を感じ始めたら
高級美容液を買う?
美容整形外科に駆け込む?
エステに通う?
メイクで誤魔化す?
その前に、
その木の根っこの部分を見てほしい。
木の根っこ、それが骨格構造であり
顔は身体の写し鏡だから。